大阪の建築家プロ集団のイベント報告

建築家プロ集団 工事進捗状況報告

 
<H House>
設計者 澤村昌彦建築設計事務所  澤村 昌彦
日時 平成19年2月4日
所在地 京都市上京区
 
京都市上京区でH HOUSEが着工致しました。建主様のご好意により、工事経過を随時報告させていただくこととなりました。更地の敷地に建物が建つ様子をアップ致しますので、ぜひご覧下さい。
平成19年2月4日 竣工
H HOUSEが竣工致しました。非常にきれいな仕上りで使用している材料も質が高く、とてもすばらしい住宅になりました。1階の中央部分も上部からの光により明るい空間になっており設計者の意図が表情となって表れていました。本当に間口4mの敷地とは思えません。これkら建主様が住まわれることにより益々深みのある空間になっていくことでしょう。

平成19年1月30日 大工工事-8
随分と仕上げ工事も完成してきました。もう竣工間近ですね。玄関正面はコンクリートを流して外構工事も入っています。2月4日(日)のオープンハウスはどのようになっているのでしょうか。

平成19年1月24日 大工工事-7
外部足場も外され、建物の表情がはっきりと出てきました。内部の工事も壁の一部が仕上り始め、キッチンも取りつけられています。数多くの職種の職人さんが出入りし完成に向けてラストスパートです。
内外部と白くて美しい間口4m程の現代の京町家も完成まであと僅か!

平成19年1月12日 大工工事-6
外部ファサードも仕上工事にかかり始めました。シートが被っているので分かりにくいですが、間もなく足場とシートも外れることでしょう。内部工事もボードの継ぎ目を埋めるパテ処理に入りました。これから室内の仕上に入っていきます。部分的に仕上っているところなどは右写真のように養生を施しています。

平成18年12月14日 大工工事-5
内部壁、天井に下地用の石膏ボードが貼られています。着々と進んでいますね。玄関ドアも設置されました。仕上の塗装は最後の最後です。2階のトップライトとハイサイドライトによって曇りの日でも随分と光が落ちて内部を明るくしています。
 
平成18年11月27日 大工工事-4
天井にも下地用の桟が施され始めました。同素材のものが均一に奥の方まで並ぶとこの状態だけでも美しいですね。特に奥行きがあるのでなおさらです。大工さんは1本1本丁寧に無垢のフローリングを貼られていました。大変な作業です。

平成18年11月13日 大工工事-3
壁や天井などに断熱材が敷きこまれており、しっかり充填されている様子が伺えます。外壁もサイディングが貼られています。両側の隣家が迫っているときには内側から施工できる工事でないと仕上ることが出来ないため、こういうケースはよくサイディングが用いられます。
上部にトップライトがあると室内が非常に明るくなりますね。

平成18年10月23日 大工工事-2
大工工事も順調に進んでいます。一部にはすでに袖壁が設置されました。こちらの建物はこの壁が構造壁となり、横ぶれを防ぎます。そして柱の間には筋交い(斜めの部材)が入り、建物を頑丈にして行きます。
正確に、そしてきれいに入っていますね。

平成18年10月7日 大工工事-1
本日H Houseが上棟致しました。間口4mで京都特有のうなぎの寝床状の敷地に、ほぼいっぱいまで建て方を行うのは非常に大変であると思います。しかしそこは京都の大工さん。うまく周囲との関わりを考え収めていくものですね。もちろん事前に周囲の状況を把握した上で設計している建築家もたいしたものです。
当日は、上棟式を催され、その後は建主様が職人さん達を労う会を開いてくださいました。このようなお気持ちが職人さんは嬉しいものです。
さてこれからこの細長い敷地にどのような建物が建っていくのか?楽しみですね。

平成18年10月3日 基礎工事-5
立上り部分鋼板型枠を外しました。写真では分かりにくいですが、立上りの天端にはレベラーという水平に仕上る素材を事前に流し固めています。これにより平らな基礎が出来あがるのです。
そして作業終了間際には清掃ですね。

平成18年9月30日 基礎工事-4
前回のコンクリート打ちから、今度は立上り部分のコンクリートを打設しました。しっかりと事前にアンカーボルトが埋めこまれている様子がわかります。

平成18年9月25日 基礎工事-3
コンクリートの打設状況です。ポンプ車でコンクリートを圧送し、奥の方から流していきます。
高さを測りながらコンクリート量を調節し、その後コテで平らにしていきます。

平成18年9月24日 基礎工事-2
ベタ基礎の配筋工事がほぼ完了しました。捨てコンクリートの上に鉄筋の位置を出し、正確に鉄筋を組んでいる様子が窺えます。鉄筋ピッチも150mmで設置されています。
この後はコンクリート打設となります。

平成18年9月19日 基礎工事-1
基礎工事が始まりました。基礎はベタ基礎を採用しています。まず砕石を敷いた上にビニールシートのようなものが被っています。これは防湿シートといいまして湿気が上に上がらないような役割を果たします。
給排水の配管は敷地スペースの問題もあり、基礎の下に設置されるため配管工事は事前に完了しています。周囲にコンクリートが打たれました。これは捨てコンクリートと言いまして、この上に墨出しをして正確な位置に型枠を設置します。しっかりとした寸法を取るのに重要な役割を果たします。

平成18年9月9日 地盤改良工事
着工にあたり、地盤状態を知るためにスウェーデン式サウンディングという地盤調査を行った結果、そのまま建物を建てるには地盤が弱いというデータが出たため、基礎工事の前に地盤改良工事を行うこととなりました。この敷地は平均2.5m〜3mほどまで地盤が弱かったため、支持地盤までミルク状にしたセメント系固化材を注入する柱状改良工事を選択しました。30本ほどの直径約60cmの柱が支持地盤まで届き、建物を支えます。地盤が柔らかい場合はこのように地盤改良工事が必要になります。
いくら良い上物を建てても地盤沈下によって建物が傾いたのでは話しにならないですから。
さあこの後は基礎工事が始まります。