建築家プロ集団 工事進捗状況報告 |
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<(仮称)八瀬の家> |
施工者 |
株式会社サクジ工務店 |
日時 |
平成19年2月21日 |
所在地 |
京都市左京区 |
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京都市左京区で(仮称)八瀬の家が着工致しました。建主様のご好意により、工事経過を随時報告させていただくこととなりました。
築30年経つ住宅の改修工事の様子をアップ致しますので、ぜひご覧下さい。 |
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昨年末お引越しをされまして、その後細かい残工事がようやく完了致しました。引渡し時に写真を撮れませんでしたので、つい先日お邪魔しまして撮影させていただきました。
非常に良い改修工事となりまして建主様もお喜びでらっしゃいました。改修前は全体的に暗かったリビングや和室もとても快適で明るい空間に生まれ変わり、住み心地の良い住宅になりました。リビングの3枚引戸は全て引込可能で、春から秋にかけてはフルオープンにすることにより、さらに広がりのあるリビングとなるでしょう。デッキ上部も庇を設けているので雨のときもデッキで雨音を聞きながらのんびり過ごせます。この庇の一部は光が入るように透明の板を使用しているので庇で暗くなりがちな部分を明るくしています。
このように質の高い材料と空間創りによって出来あがった住宅は本当にすばらしいものです。居心地がとても良いのです。また時折足を運ばせていただければと思っております。 |
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工事も大詰めを迎え、壁の漆喰左官仕上工事が始まりました。そして造作棚と大きな開口部に木製サッシがつきました。ここだけ入っていませんでしたので、ようやく全ての外部サッシが取り付けらたことになります。リビング天井には仕上材の葦貼り合板が貼られ、室内空間にどんどん表情が出てきました。 |
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さて階段の造作も完了して2階に上りやすくなりました。造作工事が完了に向けて進んでいます。天井に照明器具用の開口も作られ、壁は下地のボードに継ぎ目にパテ処理を施しています。仕上工事が続々着手し始めました。完成も間近です。 |
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キッチン前の木板の仕上材を大工さんが貼っています。そろそろ壁の仕上部分の作業に入ってきました。そしてキッチンキャビネットの設置作業を行っています。キッチン据付が終わると竣工に近づいているなあ、という思いが湧いてきます。右写真は浴室の下地用モルタルを塗り終えた状況です。 |
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天井にも下地の合板が貼られました。床には無垢のフローリングが貼られて仕上っています。床材が傷つかないように養生が施されています。中央写真からキッチン部分の空間もなんとなくイメージ出来るようなってきました。 |
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天井の下地が組み始められました。そして壁、床、天井などにも断熱材が敷きこまれ室内空間をより快適に保ちます。改修前にはもちろん断熱材は入っていませんでしたので、以前と比較すると随分と温かい室内となることでしょう。 |
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床下地組みの上に合板が貼られ、これで当方も歩きやすくなりました。合板を貼る前にシロアリ駆除の処理を行っています。実は床をめくってから分かったことですが、一部がシロアリの被害を受けていたため、当初手をつけない予定だった和室の床も工務店さんの判断で組みなおし、きれいに仕上げていただくことになりました。 |
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梁や柱等の補強を終え、床の下地を組んでいます。床組みの前には事前に給排水等の配管を施します。各所に筋交い(斜めの構造補強材)を入れて補強した様子が見られます。家の各角には全て筋交いを入れて強度を増しています。 |
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大工工事が始まりました。(解体工事の写真がありません。スミマセン…。解体工事は全て手作業で約2週間ほど費やしました。)まずは各構造材に補強をしています。特にたわみ激しい2階床は非常に大きな梁を補強しています。写真では分かりにくいですが、現場で見ると現存する梁に更に大きな梁を横に添えています。
左写真の奥が和室です。以前リビングと和室が壁によって分断されていましたが、今回の計画ではオープンにして一つの空間にしています。それにより住空間の広がりと開放感が全くことなります。
漆喰壁やモルタル塗りの壁下地として使用する小幅板(横に並んでいる板)の様子が右写真から分かります。最近の住宅は構造用合板を外部に貼ったり、モルタル下地にはラスカットなるボード等使用しますのであまり見かけなくなりました。 |
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今回は建主様の諸条件により建築家の設計監理は行わず、直接工務店さんと改修工事を進めいくこととなりました。打ち合わせは建主様、サクジ工務店さん、そしてエスリンクの中村とで進めて行きました。
今回の計画は主に内部の1階廻りと2階ホールを改修致します。ただし1階の和室に関しては室内の傷みが少なく、壊す必要が無いと判断したため多くの部分をそのまま使用します。
構造的には2階の床がかなり傾いているのとたわみが激しいため、2階の床を中心に構造補強を行いながらの改修を進めてゆきます。
竣工予定は今年の年末です。どのように改修工事が進んで行くのかご覧下さい。 |
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